改革とは、不完全なところを改めて、より良くすること。現在の基本的な体制を保ちつつ、内部を変化させることを言います。

似たような言葉として、革命がありますが、権力体制や組織構造を抜本的に変えることを指すため、改革とは異なります。

不完全なところを改め、より良くすることが改革ですから、まずは不完全なところを知る必要があります。

知った後、そこをどうすればよくなるかを考えます。

社会環境が変われば、それに合わせて組織も変わる。
経営目標が変われば、それに合わせて組織も変える。

ただ、今まであった・やっていたことを変えることになりますから、反発が生じるのは必須です。

ですので、リーダーシップを発揮する・的確にメッセージを伝えることが大切となります。

なぜ改革が必要なのか、動機をきちんと説明する、そしてそれを実行することが重要です。

このままではじり貧である。このままでは会社が危ない。
今のやり方よりもこうやった方が会社・社会はよりよくなる。

など具体的にビジョンを示し、共感してもらい、リーダーシップをもって実行していく。

ただ、どれだけ改革の必要性について発信したとしても反発する人は一定数存在します。

悪い言い方をすると、現在の状況に胡坐をかき、深く眠っている人です。

この人たちは起こさない方がいいかもしれません。

本質的な話をすると、寝ている人も起きてしまいます。

気持ちよく眠っているのに起こされた、ということで怒ってしまいます。

説明することは大切ですし、皆が納得するまで説明するべきではあると思いますが、深く眠っている人はそのまま寝かしておいてあげるのも改革を推し進めるためには必要かもしれません。

改革など不要だと考える声が大きくなれば、それに耳を傾けなければなりませんが、その声を集めるためのきっかけを与えるだけで、無理に改革が必要だからといって、改革不要と考える人までつき合わせる必要はないのではないでしょうか。

皆さんはどう考えますか。

大野