10日えびすとは?何の日?なぜ10日なの?ご利益や参拝理由までやさしく解説
関西を中心に毎年1月10日前後に行われる「十日えびす(とおかえびす)」。
商売繁盛を願う人が多く集まり、屋台や縁起物で賑わう、新年の大きなお祭りです。
この記事では、
- 10日えびすとは何か
- なぜ「10日」に行われるのか
- 人はなぜ参拝に行くのか
- どんなご利益があるのか
- いつ行くのがいいのか(宵戎・本戎・残り福の違い)
などを、やさしく解説します。
10日えびすとは何か
「十日えびす(えべっさん)」は、関西で古くから親しまれてきた商売繁盛のお祭りです。
七福神の一柱である**“えびす様(恵比寿神)”**を祀る神社で行われ、特に以下の地域では大規模な祭礼で有名です。
- 大阪:今宮戎神社
- 兵庫:西宮神社(福男選びで有名)
- 京都:京都ゑびす神社
えびす様は、古くから「商売繁盛」「五穀豊穣」「漁業繁栄」の神さまとして信仰され、商人を中心に親しまれてきました。
なぜ「10日」に行われるのか?
理由は諸説ありますが、有力なのは以下の2つです。
① 恵比寿神の“縁日”が毎月10日だった
古くから神さまには「縁日(えんにち)」という、特に御利益が強い日があります。
**恵比寿神の縁日が「毎月10日」**とされていたため、年の初めの1月10日が、特に重要な日と考えられるようになりました。
② 年明けの商売繁盛祈願の節目だった
商家では新年の仕事始めが松の内の頃(1月7〜10日)。
そのタイミングで「今年も良い商いを」と願うため、自然と10日が定着したという説もあります。
10日えびすは“3日間”ある
実は「10日」と名前がついていますが、祭礼は3日間あります。
- 9日:宵戎(よいえびす)
- 10日:本戎(ほんえびす)
- 11日:残り福(のこりふく)
特に10日は最も賑わいますが、混雑を避けたい人は宵戎か残り福を選ぶことが多いです。
人はなぜ参拝に行くのか?
10日えびすが人気の理由には、以下の“心理的・文化的背景”もあります。
① 新年初の「商売繁盛」の祈願
特に関西では、商売人にとって「えべっさん参り」は欠かせない恒例行事。
毎年の仕事がうまく回るよう、1年のスタートに願掛けをする人が多いです。
② 福を“持ち帰る”文化がある
福笹、吉兆(縁起物)など、「目に見える福」の文化が人気の理由。
多くの人にとって、“今年も頑張ろう”という気持ちにスイッチを入れる儀式になっています。
③ 地域の風習として根付いている
関西では子どもの頃から「えべっさんに行くのが当たり前」という家庭も多く、
行く・連れて行く=年中行事としての側面も強くあります。
10日えびすのご利益
えびす様は、七福神の中でも非常に親しみのある神さま。
特に以下のご利益があるとされています。
- 商売繁盛
- 事業繁栄・会社の成長
- 営業成績アップ
- 金運上昇
- 家内安全
- 五穀豊穣(農や食の繁栄)
- 漁業の繁栄(海の守護)
また、「笑顔の神さま」のイメージが強く、
**“人との良い縁”**が結ばれるとも言われます。
参拝時にすること(初心者向け)
10日えびすが初めての方のために、流れを簡単にまとめます。
① まず参拝
賽銭 → 鈴を鳴らす → お参り
(神社により作法が少し異なることも)
② 福笹(竹)を授かる
多くの神社では笹が無料で授与され、
そこに縁起物(吉兆)をつけてもらう形が一般的。
③ 自宅やお店に飾る
1年間飾り、次の年にお返しして新しい福を授かります。
まとめ:10日えびすは「関西の新年を告げる商売繁盛のお祭り」
10日えびすは、
- えびす神の縁日(10日)に合わせた商売繁盛のお祭り
- 宵戎・本戎・残り福の3日間で行われる
- 年のはじまりに福を授かる行事
- 商売繁盛・金運・良縁を願う人が参拝に集まる
という、関西に根づいた大切な年中行事です。
特に仕事運・商売運を上げたい人には、
1年の良いスタートを切るための大きな節目となります。
大野