何かトラブルが生じた場合、当事者間が話し合いを行った結果、トラブルの解決について合意することを示談、といいます。

一番耳にする場面としては、刑事事件でしょう。
被害者と示談したことで不起訴の判断がなされた、というケースもあります。

他には契約を締結したが、約束を守ってくれなかった(債務不履行)場合、示談をし、訴訟にまでは発展しなかった。ということもあります。

示談と和解は、ほぼ同じ意味ですが、使う場面に少し違いがあるようです。

示談を使う場合は、裁判が始まる前の交渉のとき
和解を使う場合は、裁判が始まった後に合意したとき

という感じで使い分けているそうです。

示談のメリットは、トラブルを早期かつ円満に解決できるという点です。

これは示談書の中に、このトラブルについてはもう終わりにします、という旨の内容が記載されることから、トラブルは解決した、という合意をしたことになります。

なので、トラブルは終了したということになります。

よっぽどのことがない限り、示談を取消すことはできませんので、注意が必要となります。

大野