1946年(昭和21年)2月3日に伊勢神宮を本宗とした、全国各地の神社を包括する宗教法人である「神社本庁」が発足しました。

これを記念して、2月3日は神社本庁設立記念日となっています。

本宗(ほんそう)とは、他の神社に比べて格別の存在であることを示す尊称のことを言うそうです。

つまり、神社本庁は伊勢神宮を格別の存在としてとらえている宗教法人であるということになります。

神社本庁という名前から崇敬の対象になりそうな気がしますが、あくまで事務機関ということで、崇敬の対象外だそうです。

御朱印帳の1ページ目は伊勢神宮の御朱印を頂くために開けている、という方もいらっしゃるくらい別格の存在とされていますが、神社本庁としても伊勢神宮を別格の存在としてとらえています。

なぜなのか。

・伊勢神宮の主祭神、天照大神は天界と地上界の主であり、日本人にとって親神的存在であること。

・天照大神は皇室の祖神であること。

このことから、伊勢神宮は特別な存在とされているそうです。

大野