契約書の作成を誰かに依頼する際、きちんとした名称(例えば売買契約書、請負契約書)で伝える必要はなく、行動や起こった事実をきちんと伝えることが重要です。というお話をしました。
次に、契約書に入れてほしい内容や聞きたいこと、言いたいことがたくさんあると思います。
これはきちんと伝えるべきですし、聞いてみるべきです。
ただ、どんな契約書が必要なのかわからないのに内容を伝えられても相手は困惑(自分に何を求めているのか把握できないからです)してしまいます。
内容に入るためにはまずどんな契約書が必要なのか確定させることです。
そして、個別具体的な内容に入っていきます。
その際にも少しだけ注意することとして、一度にすべてを伝える、聞くことはできるだけ避けるべきでしょう。
自分も相手もわけがわからなくなってしまうことがありますし、言った言わない、聞いてないの話になりがちです。
①まずは、どの契約書の作成が必要なのかを確定させて、
②次に、入れたい内容を確定させる。
③そして、自分が思っていることを伝える(必要なら思っていることを入れたい内容として確定させる。②③は逆でもいいでしょう)。
④最後に聞いておきたいことを聞く。
こうすると段階を踏んでいるのでわけがわからなくなるということは起こりにくくなります。
言いたいことはたくさんありますが、まず最初にどんな契約書が必要なのかをきちんと確定させること、これが重要です。
一つ一つ確定させていくことで結果としてスピーディーにかつスッキリすることでしょう。
大野