あるドラマを見ていて、よくわからない言葉がセリフとして出されていました。
その台詞を言われた人は、怒っていました。
その言葉は「君側の奸」
読み方は「くんそくのかん」です。
意味としては、君主の側で君主を思うままに動かし、悪政を行わせる悪い部下、という意味だそうです。
自分の私欲のままに政治を動かす不届き者ということでしょうか。
悪い政治が行われていてもそれはトップが悪いわけではなく、周りの側近が悪いことをそそのかしてトップがそれに従ってしまっている、側近は排除しなくてはならない。
先ほど言ったドラマは大河ドラマで徳川家康が述べたもので、おそらく石田三成に言ったのものだろうと思われます。
なんやかんやありましたが、関ヶ原の戦いが起こります。
ということは豊臣政権が揺らいでいるのは石田三成のせいで、悪の根源である石田三成を関ヶ原の戦いで破ったということになります。
優秀なナンバー2がいると、恨み妬みも多そうですし、最初から最後まで君主と側近がともに行動できるというのはあまりないような気がします。
「君側の奸」として排除される運命なのかもしれません。
大野