大人になれば並ぶことがない、背の順。
背の小さい人から高い人の順に並ぶものです。
全校集会や体育祭、様々な行事においてそのように並ぶようになっています。
背の順はやめるべきである、という意見を見たことがあります。
前の人はコンプレックスを抱いている、というようなものでした。
ならばどう並ぶべきなのか。
苗字(出席番号)順ならばどうか、という意見もあります。
確かに前の人はコンプレックスがあるのかもしれない、
それは苗字にしても一緒であろう、自分の名字に誇りが持てない、ないしはAから始まる人はいつも前である。
また、背の順であれば前から後ろまで見渡すことができる。監督がしやすい。
前の人が背の高い人ではないため、後ろの人が前が見えるかどうかを前の人が気にする必要がない。
身長が伸びることもあるので、時期によってシャッフルも可能。
背の順は合理的であるとは考えられます。
ただ、何でもかんでも背の順にしなくてもよいのではないか、というのはそうだと思います。
あれはダメ、これはダメ、というのも主張することは大切ですが、なぜそのようになっているのかを考え、合理性がないことを主張し、代替案を出すことが重要かと思います。
その代替案も合理性があること、自分が批判した意見と同様の批判が成立しないように考える必要があると思います。
平等とは絶対的平等ではなく、相対的平等と考えられています。
大野