馬にまつわる諺として、「馬を水辺に連れていくことはできても、水を飲ませることはできない」というものがあります。

馬を水辺に連れていくことはできても、馬に水を飲ませることはできない、なぜなら、馬が水を飲むかどうかは馬次第だからです。

そのままやないか、という感じもしますが、意味としては以下になります。

「他人にチャンスを与えることはできるが、実行するかどうかは本人次第」ということを意味します。

ある人に成功をしてほしい、成長してほしい、立派になってほしい、と願うことがあります。

でも、その相手方のやる気がなければどんな機会を与えたとしてもそれに応えてくれません。

そんなとき、皆さんはどうしますか。

粘り強く向かい合うのか、突き放す・放っておくのか、それとも別の手段があるのか、

その人が本当にそれを欲しがっているのか、望んているのか、押し付けになっていないのか、をそもそも願う人は考えなければならないのか、
反対に、相手方はそのままの自分でいいのか省みる必要があるのか、

人間が一人暮らしていくので精一杯といわれる世の中で、どこまで他人に思いやりを持つべきなのか。

資本主義社会でどれだけの人が馬を水辺に連れて行ってくれるのでしょうか。

大野