本日午後2時より、故安倍晋三元首相の国葬が、日本武道館において執り行われます。

一般献花は午前10時から午後4時まで受け付けるとのことです。

国葬とは、国家にとって特別な功労があった人の死去に際し、国費で執り行われる葬儀のことを指します。

政治・政策においてはメリットを受けられる人、受けられない人が存在し、万人が利益を享受できない部分があります。

そのためロバと老夫婦の話ではありませんが、どうしても意見が分かれてしまう、批判を受けてしまいがちです。

国葬に反対、賛成、いろいろ意見が出てしまうのもそのためで、反対の意見の内容も色々、賛成の意見の内容も色々です。

それはさておき、本日安倍元首相の国葬が執り行われるということで、少し安倍さんについて振り返ってみたいと思います。

安倍元首相といえば、地球儀を俯瞰する外交・アベノマスクがありますが、やはりアベノミクスです。

2012年12月に発足した第2次安倍内閣の経済政策を指す造語です。

これは、1980年代のレーガン大統領が行った経済政策がレーガノミクスと呼ばれていたことから、安倍さんとエコノミクス(経済学)を組み合わせた造語です。

この言葉は、デフレ脱却のキャッチフレーズとして用いられました。

その内容は、大胆な金融緩和、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略という三本の矢を骨格としていたそうです。

発足当初は、景気が回復するんじゃないか、という期待もありましたが、国民全体が景気が回復したと実感をする前に増税などがあり、停滞してしまった感が漂い、うまく機能したとは言い難いものとなってしまいました。

増税もなく、新型コロナウィルスもなければ、経済も好循環をはじめていたかもしれません。

そうなれば安倍さんも長期政権であったものの、切りのいいところで退任し、後進の育成に専念するといった別の未来があったかもしれません。

評価はどうであれ、弔意を示したいと思います。

大野