早いものでもう10月になろうとしています。

もうすぐ除夜の鐘がつかれることになります。

除夜の鐘は、年末年始に行われる年中行事の一つで、12月31日の大みそかの夜の深夜0時を挟む時間帯に寺などで鐘を突くことを指します。

つく回数は108回

人の煩悩は108あり、それを払うために鐘がつかれるといわれています。

では、その煩悩とは何なのか。

人には108つの身心を煩わせる、悩ませるものがあるとされています。

それが煩悩です。

具体的には、まず「六根」。

人の6つの感覚器官である、眼・耳・鼻・舌・身・意(心)です。

次に、六根にそれぞれ「三不同」、好き・嫌い・どちらでもない、が存在する。

それらに対して、きれいか・汚いかという「洗浄」がある。

それが、「三世」に配当される、過去・現在・未来。

ひっくるめると、108になるという計算だそうです。

108個の欲があると思っていましたが、そういうことではないようです。

煩悩から欲が生まれる、という構図になっています。

その欲は現在71種類に分類できるようです。

なんだか難しいので、ここでやめておきますが、煩悩=欲求を表すものではない、ということだけ理解しました。

大野