礼儀、それは人間関係や社会生活の秩序を維持するために人が守るべき行動様式(デジタル大辞泉)。
単に、相手に敬意を示すものともいえます。
礼儀はいつの時代も求められます。大河ドラマを見ても相手に対して礼儀をもって接しているシーンが丁寧に描かれています。
礼儀は時代とともに変化しているはずです。
丁寧な言葉遣い、作法、昔と今では求められるシーンも変わっているはずですから。
そのため、礼儀を学ぶサービスもすたれることなく残っています。
そんな礼儀ですが、きちんとしたものができれば、それに越したことはないですが、全人類がこうあるべき作法だ、と決まったものはないはずです。
相手に敬意を示すものが作法であるならば、それが相手に伝わっていれば、それが礼儀といえるのではないでしょうか。
- 相手の話に熱心に耳を傾ける
- 相手の話に口を挟まない
- 高圧的な態度は見せない
- 相手の間違いに揚げ足を取らず、自分が間違っていた場合には素直に謝罪する
相手とのコミュニケーションが取れるように心がけていれば、自然とそれが礼儀になるように思います。
ここに作法、例えば座り方など、に意識が向くようになれば礼儀作法の上級者になるのではないでしょうか。
作法よりも熱意が伝わるかどうか、が大切だと考えます。
コミュニケーションのテクニックの一つとして、初対面の人の名前を覚えるために会話の中に相手の名前を多く織り交ぜるというものがありますが、相手としては名前を呼んでもらえただけで悪い気はしません。
悪い気がしませんから、これだけでも礼儀になっているのではないでしょうか。
皆さんはどう考えますか。
大野