事業スタート時では商標の価値は0です。
しかし商標登録を先延ばしにすることで起こりうる問題があります。
商標は登録しなければ発生しません。これを登録主義と言います。使用主義という考え方もありますが、ほとんどどこの国も登録主義を採用しています。
事業の立ち上げ時においては、商標の価値はゼロです。これは当たり前と言えば当たり前なのですが、まだ誰も知らないので当然でしょう。
その後ある程度時間も経過し、そろそろ登録するかと思ったときに登録できないということがありえます。
それは以下の2つの考え方が関係しています。
1.先願主義:これは2つの重複する内容の商標は先に願書をだした方を優先するというものです(商標法第5条)
2.商標登録は後になればなるほど、事業がうまくいけばいくほどリスクがたかいということ
2は、商標の価値の出方野問題ですね。事業が継続されることでそれだけでも信用が増しますよね。ましてやうまくいけばいくほど、知られれば知られるほど価値はあがります。
つまり商標というものは時間が経過すればするほど価値が高くなるのです。
価値が高いということは他の人間も欲しいということです。先に申し上げました通り、登録しないと意味のないのが商標ですから、この場合どういうことが起こるかもうお分かりですね。
人に商標まだとってないんだよね、ということもやめておいた方がいいということですね。
行政書士 西本