以前、日本語って難しいことについてブログを書かせていただきました。
本日は、時間に関する日本語の難しさについて触れてみようと思います。
~するとき、~したとき、~しようとするとき等「とき」という言葉を使うことが多いと思います。
人と話をしている「とき・時」は、何にも考えずに「とき・時」という言葉を使うかと思いますが、記述するとなると、気を付けて表示をしなければなりません。
なぜなら、「とき」と「時」では言葉の意味内容が異なるからです。
「とき」と記述する場合、「とき」と記述していますが、意味としては「場合(仮定の条件を示す)」となり、「その状況・場面」を表します。
『料理をするときは、手を洗いましょう』と書かれていれば、「料理をする場合は、手を洗いましょう」ということになります。
「時」と記述する場合、意味としては「時間(時点をはっきりさせる)」となり、「その一時・一点」を表します。
『今が絶好の買い時』と書かれていれば、「今買うべき時だ」ということになります。
意味内容としては「とき」「時」いずれを書いても伝わるかと思いますが、記述の仕方次第で、教養があるのかどうかも判断されてしまう日本語ってやっぱり難しいですよね。
大野
ときと時
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