私は話すことが得意ではありません。
話す前に一応のシミュレーションはしてみるのですが、思うとおりにことは進みません。
終いには、何言ってるかわからないといわれることが多いです。
反省ですね。

ただ、言葉では伝えられなくとも心・行動に訴えることはできるのではないかと思っています。
何言ってるかわからないといわれることが多いですが、それでも私から離れていくことなく、共に行動してくれる仲間がいます。
これは、言葉ではなく、私に「何か」を感じてくれているからだと思っています。
謙遜や仕草などで相手に伝わるものがあるのでしょう。

経歴やどんな人なのか、何をしてきたのか、どんな考えを持っているのか、交渉においては徹底的に調べ、交渉の材料とすることがあるでしょう。
交渉の前に相手を知ることはとても大切です。
大切ですが、最後は心・行動に訴えていけるかどうかで決まるのではないかと思っています。

相手が強力であればあるほどなおさらです。
強力な相手は顔の表情だけで自分の考えを訴え・相手の考えを読み取ったりします。
言葉は物腰柔らかいにもかかわらず、目は笑っていないなどが表現としてわかりやすいと思います。
そんな相手であるということを調べることもまた、相手を知るということです。

きれいな言葉を並べたところで通じないと判断したのであれば、次は行動を起こして心に訴えるという作戦をたてることも必要になるでしょう。

営業マンで成績が良い人は、「相手を知ること」にたけている人が多い印象です。
交渉がうまい人も中にはいますが、相手を知り「訴えかける」方法がうまいのだと思います。

それを真似してみたいですが、一朝一夕にできるものではないのがまた、難しいところですね。

大野