ドラマを見ていると、エンドロールなどにおいて出演者の名前の下に(特別出演)と記載がなされている場合があります。
ドラマに普通に出演しているようにみえますが、何が特別なのでしょうか。
ドラマには「主役」「脇役」「敵役」「ちょい役」などがあります。
また、演者にも「大御所」「新人」などの地位があります。
様々な人たちがいる中で、一つのドラマを作るうえで気持ちよく演技をしてもらうために配慮が必要となります。
ただ、大御所に脇役やちょい役をしてもらう場合があります。
そうであったとしてもドラマにおいて重要である場合、重みが必要な場合がありますよね。
その役を大御所にやってもらうことに意味があり、ただ、その方に配慮した出演内容であることを示すために「特別に」出演してもらってますよ。ということを視聴者に知ってもらう意味・大御所に納得してもらうという意味で「特別出演」と記載しているようです。
さらに、エンドロールも演者の地位によって組み立てられているようで、主役は初めに、地位のある演者は最後に持ってくるのが通常だそう。
そこに脇役・ちょい役で出演してもらっている大御所の名前をどこで表示させるかが問題となります。
ちょい役なのに最後に持ってくるのも、ほかの地位ある演者との兼ね合いで問題となりかねません。
そこで、「特別出演」ということで、最後あたりで表示させることが多いようです。
気遣い・礼儀を重んじる世界ということなのでしょうかね。
半沢直樹での頭取役である北大路欣也さんは特別出演ということで、大和田暁役である香川照之さんよりも前に表示がなされています。
歴でいうと北大路欣也さんの方が後に表示されるのが普通なのでしょうが、特別出演ということで香川照之さんよりも先に表示されています。
頭取役という重厚かつ重要な役でありますが、そこまで出番がないためそのようになっているのだと思います。
この理解のもとにエンドロールを見てみるのも楽しみの一つかもしれませんね。
大野