暮らしと法律– category –
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危険負担
暮らしと法律
危険負担とは、双務契約において、債務者の責めに帰すべきでない事由で目的物が滅失、毀損などが起こった場合、そのリスクを債務者と債権者のいずれが負担とするのかという問題です。 例えば、Aが所有する甲不動産をBに売るという契約を締結しました。甲不... -
成人の日と18歳
暮らしと法律
2025年1月13日は、成人の日として祝日となっています。 今年は、2007年(平成19年)4月2日~ 2008年(平成20年)4月1日生まれの方、ですね。 おめでとうございます。 さて、成人になると一人でできることの範囲が格段と広がります。そのことについて... -
いかなる権利に基づき
暮らしと法律
新年が始まって早1週間が経過しました。そろそろ何かの試験に向けて勉強を開始しようかなと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 本日は具体的に何かを問題を解くのではなく、法律に関する問題を解く心構え的なものを勝手に書かせてもらいま... -
時効の中断
暮らしと法律
先日、消滅時効とは、をお金の貸し借りの例で説明しましたが、 一定期間の経過と相手方が時効の利益を受ける意思表示をすることで債権者の権利が消滅することになるのが、消滅時効でした。 では、一定期間の経過、相手方が時効の利益を受ける意思表示を指... -
消滅時効とは
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たとえば、誰かにお金を貸していて、お金を返してもらっていない。貸した側からすると一刻も返してもらいたいところですが、返す気配がなく、月日が流れている。 貸主は借主に対してお金を返せと請求することができますが、それがいつまでも行使できるか、... -
麻薬施用罪
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2024年12月12日から、大麻の使用について「麻薬施用罪」として処罰の対象となっています。 大麻については、栽培や密輸、所持罪がメインでありましたが、12日からは使用に関しても処罰の対象となります。 これは麻薬取締法と大麻取締法が改正されたためで... -
正当防衛
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正当防衛とは、自分や他人を犯罪から守るためにやむを得なく行った行為を言います。 何か犯罪が起きた際に、疑われた際、巻き込まれた際、様々な場面で耳にする、口にする言葉だと思います。 正当防衛が認められると、その行為の違法性がなくなり、刑事責... -
所有権移転〇×クイズ
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もう慣れてしまいましたでしょうか?いきなりですが問題です。 Aさんは自己が所有する甲建物を、Bさんに売るという契約をAB間で締結しました。その契約では、所有権はBさんが甲建物の代金を全額支払ったときに移転するとしています。Bさんは甲建物の代金を... -
民法改正で何が変わった
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2020年4月に民法が大幅に改正され、数年が経ちました。 そこから毎年のように改正がなされています。 主に何が変わったのでしょうか。 身近なところでいくと、 ・成年年齢が20歳から18歳に引き下げられた。 ・債権の消滅時効が原則10年から原則5年に短縮さ... -
意思主義と表示主義
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民法を勉強していると意思表示という項目があるかと思います。 意思表示とは、法律効果の発生を欲する意思を外部に表示する行為を言います。 その要素は、「効果意思」と「表示行為」の2つといわれています。 効果意思とは、法律効果の発生を欲する内心の...