暮らしと法律– category –
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行政立法①
行政立法、行政機関が法文の形式で一般的、抽象的な定めをすることを言います。 憲法41条には、国の唯一の立法機関は国会と定めていますが、すべての法を国会が制定することは現実的ではなく、また、専門的な細かなルールを定めることを法律に規定するこ... -
商号に関するルール
会社を設立しよう、と考えた際、会社の名前を考える必要があります。 会社法には、商号に関するルールがいくつか規定されています。 ①会社法第8条第1項何人も、不正の目的をもって、他の会社(外国会社を含む)であると誤認されるおそれのある名称又は商... -
株式会社の種類
会社の中で最も多い形態は、株式会社です。 株式会社は、株式を発行して、お金を集め、そのお金をもとにしてサービスを展開していく会社形態です。 お金を出してもらった(出資をした)株主に対して、利益が出たときには配当という形で還元をします。 会社... -
公開会社における「4倍ルール」の趣旨とは?―株主保護のための制度設計ー
株式会社には「4倍ルール」と呼ばれる制度があります。 公開会社においては、発行可能株式総数が発行済株式総数の4倍を超えてはならないという制限のことを指します(会社法第37条第3項など)。 なぜ、このようなルールを設けているのでしょうか。 1. 具体... -
契約の締結
あの商品が欲しい・・・ 商品を購入する際、売買契約を締結します。 契約の締結とのどのようなことなのでしょうか。 契約とは、当事者間の合意です。そして合意により、当事者間に権利義務関係を生じさせます。 合意によって、契約通りの内容を実現するよ... -
要件to効果
法律を勉強していると、要件効果が大切だといわれます。 どのようなことがあれば(権利義務の変動条件)、どのような帰結になるのか(権利義務の発生、変更、消滅)を考えながら学習することは大変意義があります。 条文の書き方として「~のとき、・・・... -
法律の構造と単位
法律の条文は、第OO条第OO項OO号のように規定されています。 法律の一番大きな単位は「条」です。 条をさらに細分化したいと考える場合、「項」を使います。 条や項をさらに細分化したいと考えた場合、「号」を使います。 そのほか法律の記載には一定のル... -
法の期間の基準を示す「から」
本日も法律の独特の表現についてみていきましょう。 今回は「から」です。 期間の基準を示す用語として利用されます。 例えば、「変更のあった日から1か月以内に」などと使われます。 他には「から起算して」と利用されることもあります。 例えば、「~で... -
侮辱と名誉毀損
SNSが発達した時代、誰もが簡単に意見を表明することができます。 言葉の使い方を間違えると、他人を傷つける可能性があることを前提として発信することが大切となります。 言葉の暴力に対する罪としては、侮辱罪や名誉毀損罪があります。 侮辱罪(刑法2... -
尊属に関する罪
直系尊属という言葉があります。 直系尊属とは、自分から見て、縦の系統の親族のうち上の世代の人たちを言います。 父母、祖父母などがこれに当たります。 直系尊属に関する罪として、1995年の刑法改正まで「尊属殺人」という罪がありました。 現在は...