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ビザと在留資格の違いについて
ビザという言葉は在留資格とひとくくりにして表現していることがあります。しかし、この2つは違っていて、ビザ(査証)は日本に来るために必要な書類(実際にはパスポートに貼ったりします)、在留資格は日本で活動するための書類です。空港まではビザ(査... -
映画の話
以前に金城武主演映画の不夜城について少しこのブログで触れたところ、お客様に他に金城武でおすすめの映画は?と聞かれたので、触れておきます。 「Sweet Rain 死神の精度」 という映画です。 こちらは少し泣ける映画でした。金城武は死神の役です。 死... -
家族滞在
外国人が日本で滞在するためには、在留資格が必要なことはご存じであるかと思います。在留資格は、一人一人に与えられるものでありますから、例えば5人家族の夫が在留資格を有していたとしても妻・子供3人は日本に滞在できず、個別に在留資格を取得する... -
改正民法の解説⑬填補賠償(新415条2項)
今回は改正民法415条2項(新規定)について論じる。 本条文は、従来は解釈で認められていたものを条文化したものとなるが条文を眺めていても少しわかりにくい。 これは適用場面を限定しているからに他ならない。 まず415条2項にはどのように書かれているか... -
入管と強制送還
2018年のデータですが、我が国から強制送還を受けた外国人の数は9369人でした。その内訳は不法残留が7528人と最多で、これはいわゆるーバーステイと言うモンドエス。許可された在留期間を超えて日本に滞在している場合です。不法残留者の数は10年前から激... -
株主総会6月 3
事業年度の終了後、3か月以内に定時株主総会を開くのが一般的であり、準備の必要性から6月下旬に開かれることが多い、というのが前回まででした。 会社法の仕組みとして、一般的に定時株主総会は6月下旬に開かれることが多いのは間違いないのですが、会... -
株主総会6月 2
6月下旬になると株主総会関連のニュースが多くなる理由は何か。 その理由の1つとして考えられるのが、事業年度の終了時期と会社法の条文です。多くの会社が4月1日から3月31日を事業年度としていることが多く、事業年度終了後一定の時期に株主総会を... -
株主総会6月 1
株主総会とは、株式会社の最高意思決定機関であり、株式会社の方針を決定する重要なものです(会社法295条)。 株主総会の開催について、会社法では「定時株主総会は、毎事業年度の終了後一定の時期に招集しなければならない」(会社法296条)とされ... -
改正民法の解説⑫原始的不能が債務不履行へ
改正民法412条の2第1項によって、原始的不能の債権であっても債務不履行となるということになりました。債務不履行なんで相手方の帰責性は必要ですが。 例えば、最初からスケジュールに無理があるのに、その日に講演会を入れたとします(講演会を行うとい... -
改正民法の解説⑪法定利率
旧法下では債権が発生した際(契約、不当利得、事務管理、不当利得)に生じる利息については、固定制で年間5%とされていた。これが、利息の発生は当事者で決めたものの、その利率について特約を結ばなかったのであれば、利率は債権発生時から3年間は年率3...