去年のエンタメ総ざらい|推し活・SNS・独立ラッシュ…2024年に起きた課題から読み解く「今年の備え方」
エンタメ業界は毎年大きな動きがありますが、去年(2024年)は例年以上に“変化の年”となりました。
推し活文化の成熟、SNSの拡散スピード、芸能人の独立ラッシュ、契約トラブル、アカウント管理の課題…。
ファン側・出演者側ともに、見直すべきポイントが増えた一年でした。
本記事では 2024年のエンタメ動向を総ざらいし、2025年に備えるための“整理ポイント” を行政書士事務所の視点でまとめます。
1. 芸能人の独立・移籍・契約トラブルが目立った1年
2024年は、芸能人・インフルエンサーの独立報道が非常に多い年でした。
同時に「契約の曖昧さ」「SNSアカウントの帰属問題」「権利関係の錯綜」といったトラブルも頻発。
● 去年よく見られた問題
- 契約書が古いまま更新されず、条件面で相違が発生
- マネジメント契約の権利・分配率の不一致
- SNSアカウントの所有者が不明確なまま活動
- デビュー時の契約が若い頃の条件のまま残存
- 移籍時の発表の仕方が炎上の火種に
今年活動する方は、
「契約書・SNS権利・名義」 の三つを年始に確認しておくと安心です。
2. SNS炎上・切り抜き文化の加速
2024年のSNSは、切り抜き文化やまとめ動画の影響もあり、
“意図しない拡散”が起きやすい1年でした。
● 去年多発した炎上パターン
- ライブ配信の「一瞬」を切り取られ拡散
- 過去投稿が掘り返され誤解が拡大
- 企業案件のPR表記ミス
- ファン同士の対立が外部で話題化
● 今年やっておくべき対策
- 過去投稿の公開範囲とアーカイブ整理
- 企業案件のPR表記ルールの統一
- 投稿時の「文脈抜け」対策
- パスワードの年始更新
- 収益化している人は“広告・法律”周りの再点検
SNSは、エンタメ活動の生命線。
年始の棚卸しは“炎上予防”として非常に有効です。
3. 推し活文化の高度化とコミュニティの変化
2024年はさらに推し活の方法が多様化し、ファン活動も一段階進化した印象でした。
● 去年の大きな変化
- デジタル写真集・FC限定動画の普及
- オンラインサイン会の定番化
- メンバーシップ型のコミュニティ運営者が増加
- グッズ発売時の“瞬殺”加速
- 誕生日広告・センイル広告の一般化
推し活が拡大したことで、
著作権・二次利用・肖像権 に関する議論も増加。
ファン側も「どこまでOKなのか?」を整理しておくと、今年の推し活がもっと安心になります。
4. 芸能人・クリエイターに広がった“デジタル遺産意識”
2024年は、若い世代の芸能人・Youtuber・配信者の間でも、
アカウント管理・SNSの後始末・デジタル遺産 が注目されました。
● その背景
- X・Instagram・TikTokのアカウントハック増加
- 過去投稿の“意図せぬ再拡散”が増加
- 引退・活動休止の発表が多かった年
- 別人なりすましアカウント増加
年始に
「SNS資産の棚卸し」
をしておくと、今年の活動が劇的に楽になります。
5. 情報の信頼性が揺れた1年。ファンも出演者も“見極め”が大切に
AI画像やフェイクニュースが急増した2024年。
ファンが誤情報を信じて拡散 → 炎上
という流れも多く、業界全体の課題となりました。
● 年始に気をつけたいポイント
- 出どころ不明の情報をSNSで拡散しない
- 匿名アカウントでの話題化に巻き込まれない
- 推測を投稿しない
- 公式発表以前の“噂系ハッシュタグ”に注意
推しのためにも、自分のためにも、
今年は“情報との距離感”を少し整えておくのがおすすめです。
■ 行政書士事務所の視点:去年を振り返ると、今年は「契約・SNS・権利管理」が重要な年
2024年の動きを総ざらいすると、
2025年に特に注意すべきは次の3つ。
- 契約の確認・更新(独立や移籍の動きが増えているため)
- SNSアカウント管理(炎上・切り抜き・ハック対策)
- 権利・デジタル資産の整理(写真・動画・アーカイブ・アカウント)
芸能活動をする方も、クリエイターも、ファンも、
年始のチェックで1年の安心度が大きく変わります。
契約の相談、SNSの整理、炎上対策の事前アドバイスなど、
必要なときはお気軽にご相談ください。
大野