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はじめに|静電気除去パッドの疑問
セルフ式ガソリンスタンドでは、給油前に**「静電気除去パッドを触ってください」**というアナウンスが流れます。しかし、有人のガソリンスタンドでは、店員が給油する際に静電気パッドを触っていない光景を見かけることがあります。
「なぜ店員は静電気除去パッドを触らないの?」と疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、有人スタンドの給油時に静電気除去パッドが使用されない理由について、安全性や業界の実態を交えてわかりやすく解説します。
静電気除去パッドの役割とは?
静電気除去パッドは、人体に帯電した静電気を地面に逃がすための装置です。ガソリンは非常に揮発性が高く、わずかな火花でも引火する可能性があるため、給油前の静電気除去は安全上非常に重要です。
特に冬場や乾燥した時期は、衣類の摩擦で静電気が発生しやすくなります。セルフスタンドでの事故を防ぐために、静電気除去パッドのタッチが義務付けられているのです。
有人スタンドで店員が静電気パッドを触らない理由
① 店員の動作が安全に配慮されている
有人スタンドでは、店員が給油ノズルを扱う際、金属部分(車体)を先に触って静電気を放電する習慣が根付いています。これは「静電気パッドを触る代わり」に相当する行動です。
② 静電気除去パッドは基本的に「セルフ客用」
実は、静電気除去パッドは主にセルフ給油者向けの安全装置です。有人スタンドでは、給油作業はすべて訓練を受けたスタッフが担当しているため、静電気除去の動作もマニュアルに沿って自然に行われています。
③ 店員の服装・装備が静電気対策済み
多くの有人スタンドでは、導電性のある専用作業服や手袋を使用している場合があります。これにより、そもそも静電気の蓄積が抑えられているのです。
安全性は問題ないの?気になる人への対策
とはいえ、「本当に安全なの?」と不安に感じる方もいるかもしれません。
- 不安な場合は、自分で静電気パッドに触れることも可能です。
- 店員の対応に疑問があるときは、直接質問してみても丁寧に説明してもらえるはずです。
まとめ|有人スタンドとセルフスタンドの違いを知ろう
- 静電気除去パッドは、セルフ式の安全対策
- 有人スタンドの店員は、訓練・装備・作業手順によって安全が確保されている
- 心配な場合は、静電気パッドに自主的に触れるのもOK
安心・安全なドライブのためにも、給油時のルールや仕組みを知っておくことはとても大切です。ぜひ身近なガソリンスタンドの違いにも注目してみてください。
大野