はじめに
ニュースや学校の授業などで一度は耳にしたことのある「国際連合(国連)」。でも、具体的にどんな組織で、どんな歴史を持っているのかご存知でしょうか?
今回は、国連の成り立ちから現在までの歴史を、やさしく解説していきます!
国際連合とは?
国際連合(英語では “United Nations”)は、世界中の国々が協力して平和や安全を守り、貧困や差別などの課題を解決するための国際組織です。2025年現在で193の加盟国があり、日本も1956年から加盟しています。
国連設立の背景
1. 第一次世界大戦と国際連盟
20世紀初頭、第一次世界大戦(1914〜1918年)という大きな戦争が起こりました。この戦争をきっかけに、「もう二度と戦争を起こさないために」という思いから、1920年に国際連盟が設立されました。
しかし、強制力が弱く、アメリカが加盟しなかったこともあり、第二次世界大戦を防ぐことはできませんでした。
2. 第二次世界大戦と国際連合の誕生
第二次世界大戦(1939〜1945年)の最中、アメリカ、イギリス、ソ連などの連合国は、戦後の平和な世界を築くための新しい枠組みを模索します。
そして1945年、サンフランシスコで50か国が集まり、国際連合憲章を採択。これにより、正式に「国際連合」が発足しました。
国連の主な活動
国連は以下のような分野で世界に貢献しています。
- 平和維持(PKO)
- 人権の保護
- 貧困や飢餓対策
- 気候変動への対応
- 教育や保健医療の支援
日本と国連の関係
日本は戦後の1956年に国連に加盟しました。それ以来、平和維持活動への参加や、開発支援、常任理事国入りへの働きかけなど、積極的に国連に関わってきました。
おわりに
国連は、過去の戦争の反省から生まれた「二度と同じ過ちを繰り返さないための仕組み」です。今も世界中の課題解決に向けて、多くの人たちが努力しています。
国際情勢を知るうえで、国連の歴史を学ぶことはとても大切です。
大野