他の資格でもそうですが、求められている一定の能力が身についた時点で合格できる、それが試験です。
ここでいう求められている一定の能力というのは、行政書士試験であれば、各科目の過去問で問われている、定義、定義の意味、使う場面、それから条文、条文の意味、その要件効果と使う場面です。
事例を変えられたとしても、この条文はこういう時に使うということを理解しいつでも引き出せるように覚えている事、これを一定の能力といいます。
過去問で問われているという所がポイントです。難しい話を理解したとしてもそれが試験で問われる可能性が低いなら理解する必要も覚える必要もありません。
しかし、テキストにしても予備校にしても一応は触れていないと不足した知識という印象になるため教えますし、載せます。
こういうところは出来なくてもいいのであくまで過去問を今言ったところまでできるようになっていれば問題ありません。
問題の数はどれくらい解けばいいですかというご質問をよく受けます。
問題の数という意味で言うと、基本となる、核となる問題集一冊と予想問題集でアウトプットする程度でよくやみくもに多くの問題集に手をだすのはあまりよくありません。重要なのは次々行くことでなく繰り返し定着するまで復習することです。
この逆をいくと落ちます。何冊も問題集をこなす、方法をころころ変える、理解はしていないのに形で覚えてしまう、条文を引かない、テキストを頭から読み込む、ノートを綺麗に取る、問題を解かない、自分の頭で腑に落ちるまで解かない、といったところです。心当たりがある方は改めましょう。
西本