地図を見ると日本の形がくっきりと描かれています。
昔もそれなりに描かれていたでしょうが、より緻密に描いた人として有名なのが伊能忠敬ではないでしょうか。
伊能忠敬は蝦夷地(北海道)から九州までを17年かけて測量を行いました。
そして、蝦夷地の測量へと出発した日が寛政12年4月19日だそうです。
日本全土がどのような形をしているかというのは国家においては最重要であり、最大の秘密事項であります。
ただ、当時はそれをきちんと理解している人も少なかった。
ということで、当時の政権、江戸幕府のプロジェクトとして日本地図の作成を許可したそうです。
そして、17年かけて作成した日本地図は精巧なものでした。
それを私財を投げうってまで作成した伊能忠敬の精神力は相当なものだったといえるでしょう。
大野