個別指導をしていますと、時に完全に理解しないと先に進めないという方を見かけることがあります。
これは百害あって一利くらいしかありません。
法律、特に行政法、民法に関しては最後までわからないなりに進めてからもう一回1からやっていく。そういうやり方に是非とも変えていただきたく思います。
根拠があります。法律というものは先に出ることが前に出たものの理解の前提になっていることも多く、先までやることで今の理解の助けになることがあるからです。
つまり最後までやっていない段階で個々の論点の理解はそもそもできないのです。
すると進むのが遅く全体回す頃には前のことを忘れているなどザラに起こります。
まずは最後まで一気にそして戻ってじっくりやっていくことをお勧めします。
西本