最近子供と一緒にユーチューブにでて、投げ銭をもらうという形の方がいらっしゃいます。これについて、「子供を使ってお金を稼ぎやがって」という人がまあまあいらっしゃいます。
ユーチューブというものはもう出てきて10年以上経過しますが、まだまだ知らない人もいます。
特に割と年配の方ですね。
なんで「子供を使ってお金を稼ぎやがって」となるのでしょうか?
言い分としては、まだ何もわからない子供に出演させてけしからんということと、そんな簡単な金の稼ぎ方ってないだろうということだと思います。
言いたいこと、言わんとすることはわかります。わかりますが、それでいくとテレビに子役が出るのはいいのでしょうか。
こうなるとおそらく、子役はきちんと稽古している、プロなんだと言われそうですがこれも違うでしょう。
きちんと稽古しないと、メディアに出てはいけないということはないからです。素人であってもそれを見る人がいて、もっと言うとそこに需要があるのであれば問題ありません。
さらにいうなら需要がなくても、ユーチューブは個人に開かれた媒体ですから、表現の自由としての機能もあります。よってやってはいけないということにはなりません。
ではなぜ、テレビはよくて、もっと言うなら、歌舞伎なんかの舞台に出る子役は良くてユーチューブはだめなのか。
それは、その言い分を言う人が、ユーチューブを知らないからです。知らない、つまり歴史が浅い、よって軽い、軽いから出る人も軽いそういう理屈なんですね。
時代は移り変わります。今始まったコンテンツはあるに決まっています。そうやって需要がある場所も変わっていきます。歴史があるなし、稽古しているしてないに関わりません。そこに求める人がいるのであればやればいいと思います。
知らないこと恐れないことです。年を重ねても積極的に知らないことを知れるように、また取り入れる柔軟な対応をしたいものです。
西本