よく価値観が違う、と言う方がいます。しかし、私は価値観は違って当たり前だと思うので、価値観は共有するかすり合わせるかだと思っています。
例えば、時間にルーズな方がいたとします
しかし自分は時間にはきっちりしているとします。その上で時間にルーズな人間を許容できないとします。
そうであればその方とお付き合いをしないというのは簡単ですが、もしお付き合いするというのであれば、時間を守っている方がルーズな方に合わせる必要があります。
なぜならルーズな方はルーズである以上時間通りに来れないからです。一方できっちりしているのであれば、我慢する、時間に遅れて行ってあげる、待ち合わせ場所を工夫する、といった選択が取れるからです。
そうするときっちりしてる方が損ではないですか?といったことを言われそうですが実際はきっちりしている方が得です。
まず、ビジネスの場面では日本では時間通りは当たり前です。遅れる人間は信用されません。
時間を守ることで生じる損がそもそもありません。ですのできっちりしている人は、そのルーズな人以外との付き合いにおいては得しかしません。
では肝心のそのルーズな人との関係での一見損に見える問題はどうなるのかというと、ルーズな人はいつも合してもらっているということです。ということは、合している人であるきっちりしているが、もういいやっていう段階で関係は切れてしまいます。つまり関係を継続するかどうかはきっちりしている人に委ねられているということです。頭のいい人はこのことを知っています。ですので、遅れた相手を叱責したりしません。したらその権限はなくなるのですから。
西本