二葉亭四迷という方をご存じでしょうか。
名前はどこかで聞いたことがあるという方も多いかと思います。
二葉亭四迷の「浮雲」という小説は、日本で初めて「話し言葉」に近い形で書かれたものだそうです。
昔の小説を読むと、固い表現の仕方をしていてスッと話が入ってこなかったりしますが、普段使っている言葉で表現されると想像しやすくなります。
「吾輩は猫である」
違う人の小説ですが、猫なんですね。とわかるので話が入ってきます。
この二葉亭四迷さんを初めてとしていろいろな方が言文一致体での表現を試みたことでより庶民に読み物が近くなったのではないでしょうか。
「浮雲」一度読んでみようと思います。
なお、二葉亭四迷さんの名前の由来は、くたばってしまえ、からきているそうです。
大野