日本の三大随筆といえばなんでしょうか。
随筆とは心に浮かんだこと、見聞きしたことを筆に任せて書いた文章・作品と定義されています。
心に浮かんだこと・見聞きしたことがかかれているもの。
まず1つが清少納言の「枕草子」
春はあけぼの~、夏は夜~、秋は夕暮れ~、冬はつとめて~、と聞いたことがあるのではないでしょうか。
2つ目が吉田兼好の「徒然草」
つれづれなるままに、日くらし硯にむかひて~。これも聞いたことがあります。
最後は鴨長明の「方丈記」
行く川の流れは絶えずして、しかも本の水にあらず。これも聞いたことがありますね。
さすが3大随筆といわれているだけのことはあり、学校で習った、暗記させられたこともあったのではないでしょうか。
暗記に関しては何のためにやったのかいまだに謎ではありますが、はじまりを聞けば題名がわかるというのはなかなかすごいことだと思います。
方丈記は鎌倉時代に書かれた物であり、その当時の世相がかかれていることから文化的に価値が高いといわれている書物です。
そんな方丈記は、1212年の4月22日に完成したそうです。
清少納言については2024年の大河ドラマ「光る君へ」で主人公の紫式部のライバルといわれていた人です。
来年に向けて随筆を読み返してみるのもいいかもしれませんね。
なお、清少納言は「清少」「納言」ではなく「清」「少納言」だそうです。
少納言は役職名です。
大野