沈黙は金なり、とは黙っていればよかったのに、ということを例える表現です。
思うことがあっても発言するべきか、発言しないべきか、の選択を迫られる場面があります。
心で思う分には何と思おうが絶対的に許されます。
これは憲法上でも認められていると考えられています。
しかし、発言として世に出てしまった場合には、時として許されないことがあります。
名誉棄損や侮辱などがあげられます。
社会で生活をしていると、言わなければよかった、ということは多くあると思います。
政治家みたいに「撤回します」といったとて、発言したことそのものは取り消せません。
耳で聞いてしまっていますから。
ならば、何を言ってはダメなのかを自分で判断をしなくてはなりません。
判断できないから、何も言わない。
それでは「ただの人」となってしまいます。
他人との衝突を避け、自己主張をしない人。と言われてしまいます。
では、いい塩梅はないのでしょうか。
難しい課題なので、答えがあれば教えてほしいものです。
ただ、無暗やたらに衝突する必要はないですが、衝突するおそれがあることも辞さない、芯を持った・他人に依存しない、言動をとることが大切なのかなと思います。
もっとも、政治家など立場ある人はいくら信念を持っていたとしても、言っていいことと悪いことは存在するので、やはり考えて発言しなければならないことには変わりはなさそうです。
大野