もうすぐ夏休み。
外出が増えますが、サービスエリア等でトイレを利用することも多くなるかと思います。
人手が多いと混雑したトイレで並ばなければならないこともあります。
早く出てきてほしい。なんて思うことありませんか。
和式から洋式に、洗浄機能も付いていることが当たり前になりつつあり、快適な空間となったトイレ。
ついつい長居してしまう。スマホを見ながら、用を足す。
以前であれば、何もすることがないので用を済ませば出ていく、ノックをされれば待っている人がいると思って早く切り上げる、ということがあったと思います。
今はそんな風景はあまり見かけません。
トイレを利用していることがわかるようになっているからです。
例えば、鍵。鍵をかけるとドアが変化します。利用していることがわかるため、ノックをすることもあまりありません。
これは外からわかるのでそのようになっているだけで、中で分かるようにすればどうなるのでしょう。
ある実験で個室の中から外の状況がわかるようにした場合、どのような反応になるか、というものがありました。
誰もいない場合、スマホなどを見てのんびりと用を足していましたが、並ぶ人が現れるとすぐに切り上げて早めに外に出ていくという結果でした。
待っている人がいる、ということがわかると、譲らなければ、という心理が働いた結果でしょう。
快適な時代になっても、思いやりを持った行動を心がけることが大切だと思います。
大野