正論とは、道理を説く論について正しいものであると評価する呼び方。
最適解、言っていることは正しい、~なら~になるよね、という感じですね。

そんな正論ですが、正しい論であることには違いないはずですが、押し付けてしまうと武器になり、人を傷付けることになります。

ある有名人は「正論が危険なパンチになることがよくある。これは言い方が正しくないってこと」と述べています。
正しいのは正しい、でも言い方を間違えると危険なパンチとして相手を攻撃していることなるので注意が必要と述べています。

これは言っていることが正しければ正しいほど強くなります(パンチも)。人間ですから感情を有しており、正しいことを述べているのに理解してもらえないとイライラしてしまいます。さらに攻撃的になってしまいます。

悪循環です。

ある経営者は正論で従業員を注意していたが、従業員がそれに耐えられず離職してしまい、経営が傾いたことがあった。それは自分にばかり目が行っていたからだ。その反省から今は従業員にまずやらしてみる、という方向転換をし成功したということをテレビで見たことがあります。

正論を述べることは正しいです、ただ、正論をパンチ(武器)にしてしまうことは間違っているということです。

言い方ひとつ、それまでの過程が大事ということでしょうか。

大野