ゲシュッタルト崩壊とは、知覚現象の一つです。

長い間同じ漢字を見続けていると、その形態がわからなくなり、部分部分がばらばらに知覚されたりすることにより、その漢字が一体どんな漢字であったのか、果たして当たっているのかわからなくなる現象です。

すなわち、まとまったものがばらばらに感じてしまうことを言います。

ゲシュタルト崩壊が起きやすいとされる漢字として、野や借があげられています。

借は貸借、賃貸借、などで用いられる感じですが、よく見ます。
確かにずっと見ていると、果たして、借はこれであってたかなと思うことはありますね。

ワードなどで誤字などを確認する際、当たっているのに、当たっていないように感じてしまう、なんともむず痒い感じは何度かありました。

ゲシュタルト崩壊を防ぐためには、注視しないこと、何度も同じ字を書き続けないことがあげられます。
同じ字を書き続けないことは、手書きが少なくなった現代、防げるかもしれません。
注視しないことは、現代はパソコンを注視してしまうため、ゲシュタルト崩壊が起こる可能性がありますね。

皆さんはどんな時にゲシュタルト崩壊が起きていると感じますか。

大野