「プーマとアディダスって、実は兄弟が作ったって本当?」
はい、それは本当です。世界的なスポーツブランドである「PUMA(プーマ)」と「adidas(アディダス)」は、ドイツ人兄弟がそれぞれ創業したライバル企業なのです。
アディダスとプーマの創業者は「ダスラー兄弟」
この2つのブランドのルーツは、**アドルフ・ダスラー(Adolf Dassler)とルドルフ・ダスラー(Rudolf Dassler)**という兄弟にあります。
彼らは1924年、ドイツ・ヘルツォーゲンアウラッハという小さな町で「ダスラー兄弟商会」というスポーツシューズ工房を共同で立ち上げました。
分裂から誕生したアディダスとプーマ
しかし、第二次世界大戦後の1948年、兄弟の仲が悪化し会社は解散。
弟のアドルフ(通称アディ)が「adidas(アディダス)」を設立し、兄のルドルフが「PUMA(プーマ)」を設立しました。
ちなみに、「アディダス」の名前は「アドルフ(アディ)+ダスラー(Dassler)」から来ており、「プーマ」は俊敏な動物のイメージから名付けられました。
ライバルとして成長する両ブランド
ヘルツォーゲンアウラッハの町では、アディダス派とプーマ派で分かれるほど、両社は地元でも真っ向から競い合っていました。
この兄弟の確執とブランド間の競争が、スポーツシューズ業界の発展を大きく後押ししたともいえるでしょう。
まとめ|兄弟の確執が生んだ、世界的スポーツブランド
プーマとアディダスが兄弟から始まったという事実は、ビジネスの歴史に残るドラマです。
競争があったからこそ、革新が生まれ、今のブランドの地位が築かれたのかもしれません。
大野