どこかの誰かが「通るから道を開けろ」といったことで、不快感を持った方がいたということがありました。
そこに道があるということは、誰かが開拓してくれたわけでその道を我が物顔で通るのはどういうことだ、ということでしょう。
この言葉は王やそれに準ずる人がアニメや漫画でいっているイメージがありますが、道を開けてくれる人はその王達を信頼しているからこそという側面も描かれていると思います。
誰でもない人が言った日には「???」「は?」「何言ってんだ小僧」という吹き出しが漫画には出てきそうです。
道を通るからどいてほしい場合は、「通りたいので譲ってください」か前の人が通っている道を自ら避けて進むのがベストでしょう。
現実の交通社会においても歩行者が歩いていてどいてほしい場合にベルやクラクションを鳴らすのは、道路交通法上認められていません。
ベルやクラクションを鳴らさなければならないのは一定の場合に限られています。
もっとも、注意喚起のためにならしている人がほとんどでしょう。
その場合であっても本来は鳴らすべきではないのです。
道を開けろという言葉はアニメや漫画においてはかっこいいセリフではありますが、現実社会では慎むべき言葉だと思います。
大野