会社を経営している方は、どのような商品・サービスを提供するかということを常に考えているものですが、どのような組織を作り上げるかという点についても考えているのではないでしょうか。

組織を作り上げるうえで、人、社員との接し方については頭を悩ませるかもしれません。

自由なスタイルの労働環境を提供するのか、一から十までルールを設けた労働環境を提供するのか、

フラットな関係にするのか、上下環境をはっきりさせるのか。

何を重視するかによって、組織の作り方は変わってくると思います。

例として、道徳心とルールの遵守。

道徳心を大切にしようとした場合

人が悪意をもって人と接すると、悪意の対象である相手に対して悪事を行うこと(例えばパワハラ)をいとわなくなります。
これが連鎖していくと、会社のために頑張ろう・奉仕しようという意欲がなくなってしまいます。(当然ですよね、何をしても報われないのですから。)
結果、人々はいがみ合い、組織は崩壊します。
人々がいがみ合わないよう、節度をもって人と接することが大切だということを重視する組織づくりをする。

家族みたいな会社だよね、と言われる組織を作る場合はコチラだと思います。

ルールの遵守を大切にしようとした場合

道徳心も大切ですが、それでは人がなれ合ってしまい怠けてしまう可能性があります。
それを防ぐためにはしっかりとしたルールを設けることが重要です。
就業規則などを設けている会社も多いと思います。

なぜ、ルールの遵守が大切なのか。

労働に対して対価、給料が発生しています。

人が怠けてしまっては会社に利益は上がりません。
それでは、労働に対して支払っている対価が無駄になってしまいます。

しっかりと働いてもらうためにはルールを設けることが大切です。
これは人が利己心を持っているためです。

人が行動をするということは、自分にメリットがあることが前提となります。

メリットとデメリットを比較考量して、メリットのある方に動くのが人ということになります。

労働に対して対価がもらえるからこそ、人は働くのです。

確実に人を動かすために、ルールをしっかりと定め、メリットがある方に人を誘導していくような組織と作る

メリハリのある会社、がこちらに該当すると思います。

どちらも一長一短だと思います。

なれ合ってしまっては組織が腐ってしまいますし、ルールが厳しすぎると人がついてきません。

机上の空論ですが、皆さんが属している組織はどちらを重視していますか。

大野