民法には財産を支配する概念として物権と債権を用いています。
債権は、特定の人に特定の行為を請求することができる権利です。
 100万円をAさんに貸した場合、100万円を返せと請求できます。

かわって物権は、物を排他的に支配することができる権利です。
 所有権が典型です。
 甲建物をAさんが所有している場合、Bさんが勝手に甲建物を使用しているAさんはBさんに出て行ってくれといえます。

この物権の特徴は以下になります。
 物を客体とする権利であること
 物を独占することができる権利であること
 物から派生する価値も把握できる権利であること

大野