例えば、あなたが好きなラーメン屋さんに行ったとします。
カウンターで二人で座って注文したラーメンを待っているとします。
会話の内容に制限などありませんから好きなことを二人で話します。
この会話の内容。カウンターであれば、店主の耳に入っていると思った方がいいです。
目の前にいる人の会話ですから自然に聞こえてしまいます。悪気はありません。
この会話の内容が他のラーメン屋を絶賛する内容だったら?
ラーメン屋の店主はどんな気持ちがするでしょうか?
そんなの関係ねえと言わないでほしいのです。ラーメン屋も人間ですから、あまり良い気分ではありません。もちろん聞こえたからといって、それでどうってことはありません。しかし社会において皆が気持ちよく生活するためにはこの辺りの配慮ができるととてもスマートな大人だと思います。
個人のお客様は往々にしてお店やサービスを提供する店、そして法人に対して「聖人君主」を求めがちです。
店は客の喜ぶことをするものだと思いがちです。
しかし、あなたもまた何らかのサービス提供者であるように、店も単なるサービス提供者、そして一人の人間なのです。
小さな事かもしれませんが、嫌われに行って得をすることはありません。
予約した時間に遅れる時は連絡を一本入れる、当日キャンセルはしない、お店のルールには従う、これらは社会の中で生きている以上当たり前のことです。
ましてや店先で怒鳴るとしたら、それはよほどのことです。
お店に入ってもあなたの大切な人と過ごすようにしてみてください。きっとあなたの器はきれいになります。
西本