最近では、個人・企業を問わず「Vtuberデビュー」をする人が増えてきました。

Vtuber(バーチャルYouTuber)とは、CGアバターを使って動画配信やライブ配信を行う人物やキャラクターのことを指します。通常、モーションキャプチャー技術やフェイストラッキング技術といった技術を活用しており、リアルタイムでキャラクターが動いたり、表情を変えたりしている動画を見るのは今や当たり前となっています。

Vtuberという言葉が広がり始めたのは、2016年以降ですが、先駆者として「キズナアイ」さんなどがあげられ、見たことある、聞いたことがある方も多いかと思います。

今や、YouTube、Twitch、ニコニコ動画において雑談配信・ゲーム実況、歌、企画配信、ASMRなどあらゆる分野でVtuberとして様々な配信者が増え、見ない日はありません。

YouTubeの画面を持つ人の画像

アバターを作成して・してもらっておわりではない

Vtuberとして活動するにあたり、アバターを制作することになりますが、「自作モデル」するのではなく、イラストレーターやモデラーに依頼して「Live2Dモデル」や「3Dモデル」を作ってもらう人も多いと思います。

さて、アバターを制作し、チャンネルを開設、Vtuberとして活動を開始しようとお考えの皆さん、ちょっとだけお時間をください。

以下の準備は整っていますか?
Vtuberとして活動する上で、考えておく必要がある項目です。
そのサポートを受ける準備できていますか、依頼・相談先は見つかっていますでしょうか。

1. 技術的サポート・環境整備

  • 高性能な機材やソフトウェア(高品質な3Dモデル、フェイストラッキング、配信ソフトなど)
  • モーションキャプチャー機器や編集ツールの導入・管理
  • トラブル対応(配信障害や技術不具合の速やかな解決)
  • 配信プラットフォームの運用知識や活用方法

2. コンテンツ企画・制作支援

  • 動画編集やサムネイル制作の外注・アドバイス
  • 企画立案のブレインストーミングやコラボ相手の紹介
  • 歌や演技、ゲーム実況以外の多様な表現手法の開発支援

3. 法律・契約関連のサポート

  • 著作権問題の対応(BGM、ゲーム使用許諾、キャラデザイン権利など)
  • 活動に関わる契約書の作成・チェック(企業コラボやスポンサー契約など)
  • 肖像権・商標権の管理
  • 税務・報酬管理の相談(法人化や確定申告の支援)

4. マーケティング・ブランディング支援

  • ファン獲得やSNS運用の戦略策定
  • グッズ制作・販売のコーディネート
  • コラボ企画やイベント参加支援
  • 自身のブランド価値を高めるためのブランディング助言

5. メンタルヘルス・コミュニティケア

  • 長時間配信や炎上リスクによるストレスケア
  • コミュニティマネジメントやファン対応のコツ
  • 同業者(他VTuber)との情報交換やサポートネットワーク

6. 収益多様化・安定化のサポート

  • スパチャ・メンバーシップ以外の収益モデル開発(広告・スポンサー・グッズなど)
  • 海外ファン対応や多言語展開支援
  • クラウドファンディングやライブイベント運営の助言
パソコンを使って分析をしている画像

利用許諾契約書・著作権譲渡契約書作成のすすめ

VTuberとして活動するあなたに必要なのは、技術だけではありません。

契約・著作権・権利関係など、見落としがちな「法務の土台」をしっかり整えることで、長く安心して活動できます。

当事務所は、個人勢から法人VTuberプロジェクトまで、クリエイター支援に強みを持つ行政書士が、あなたの活動を法務面から全力でサポートします。アバター、モデリング制作をされるクリエイター様の企業法務相談のご対応をいたしております。

クリエイター様からのご相談で最も多いのが、「作成したモデリングの使用方法について」です。

当初想定していなかった使われ方をし、さらにそれで商業利用されたとなりますと、製作者の意図を無視した行動となりますので、著作者人格権侵害を訴えることもできます。

モデリングを作ってもらったからといって、自分の好き勝手に使えるわけではないのです。

著作権は誰のものかといいますと、

「著作権は創作した人=イラストレーターやモデラーに帰属する」ということになります。

これらが曖昧なまま依頼してしまうと、後々「勝手にグッズを作らないで」と言われる可能性も。

➡ 「利用許諾契約書」や「著作権譲渡契約書」を作ることを強くおすすめします。

他にも・・・

想定される事象について会議をしている画像

利用許諾契約書や著作権譲渡契約書だけにとどまらず、以下のようなことについても考えておくことが大切です。当事務所ではそのサポートも行っております。

1. 活動契約の作成

  • 企業案件、スポンサー契約、コラボ契約書の作成・確認
  • 所属事務所との契約に関するセカンドオピニオン
  • 海外企業との契約書チェック(英語契約も対応)

2. 著作権・商標・権利関係の整理

  • キャラクター(Live2D/3D)やロゴの権利帰属の明確化
  • BGM・イラスト・配信素材などの二次利用条件の確認
  • 著作物利用の事前許諾支援

3. 法人化・個人事業主登録のサポート

  • VTuber活動を法人化したい方の会社設立サポート
  • 節税・信用力向上の観点から法人設立を検討中の方向け相談
  • 個人事業主登録・屋号取得・事業届出書類の作成

4. トラブル・炎上対策(予防支援)

  • 契約トラブルや誹謗中傷対応の予防策
  • 引退時のSNS整理やアカウント管理の法的助言
  • ファンとの金銭・信頼トラブル対策の契約整備

VTuberのタイプ別のご相談例

タイプ特徴行政書士が対応可能な範囲
個人勢(インディーVTuber)フリーで活動する個人・契約書作成、追記(企業案件・音源利用)
・著作権・商標の基礎知識支援
・名義トラブル防止の相談
・開業届や個人事業主登録・法人化の相談
所属勢(事務所所属VTuber)にじさんじさん・ホロライブさん等・事務所との契約内容のセカンドオピニオン
・グッズ化やコラボ企画時の権利確認
・引退時やトラブル時の相談
法人勢(グループ運営者)複数VTuberをまとめて活動する事業体・法人設立
・定款作成支援
・出演契約やコラボ契約書の整備
・キャラクター著作権の整理
・外部委託契約の整備
・コンプライアンス相談
海外ファン向け展開者日本語以外でも活動・翻訳契約書追記(海外企業との案件)
・インボイス、国際取引対応の相談
・日本法との整合性チェック

🎓こんな方におすすめ

  • 活動が軌道に乗り始めたが、契約や権利関係が不安な方
  • 所属先やクライアントと契約を交わす予定の個人VTuber
  • グッズ展開や法人化を視野に入れたプロジェクト運営者
  • 海外とやり取りがあるが、法的に大丈夫か不安な方

Vtuberビジネス・著作権なら当事務所へ

当事務所ではこのようなVtuber活動に関わる、著作権ビジネス、契約書面の作成を丁寧に行っています。

取引に不安があるクリエイター様からのご連絡お待ちしております。

全国対応
大阪市内は対面相談も可能です
顔を出したくないVtuberの方はオンラインでの相談でも可能です

守秘義務がありますので、ご安心してご相談ください。

南本町行政書士事務所 西本