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契約書に芸名を書いた場合効力はあるか?二段の推定のお話
契約書には署名、押印します。それはつまり、その契約書の内容中身を理解しました、そこに書かれている債務を負います、債権を行使しますという意味になります。 そのために署名、押印をしますが、その署名欄は本名じゃなきゃダメなのかというご質問をたま... -
契約書を作るとき2
契約書の作成を誰かに依頼する際、きちんとした名称(例えば売買契約書、請負契約書)で伝える必要はなく、行動や起こった事実をきちんと伝えることが重要です。というお話をしました。 次に、契約書に入れてほしい内容や聞きたいこと、言いたいことがたく... -
契約書を作るとき1
民法には、13種類の契約について規定があります。 1 贈与 2 売買 3 交換 4 消費貸借 5 使用貸借 6 賃貸借 7 雇用 8 請負 9 委任10 寄託11 組合12 終身定期金13 和解 以上、13種類を「典型契約」と呼びます。... -
国民投票法
憲法改正について、日本国憲法96条は以下のように定めています。 1 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の... -
新婚旅行
幕末の英雄の一人とされている人物として坂本龍馬があげられます。 しかし学者さんの研究によるとそうでもない、という風になっているとも聞きますし、教科書からその名前の記載がなくなるということも考えられていたそうです。 司馬遼太郎氏の小説による... -
自主占有と他主占有と時効
時効について勉強していると「所有する意思をもって」という言葉が出てきます(民法162条) この「所有する意思をもって」占有することを(自主占有)といいます。 それ以外の他人のために行う占有を(他主占有)といいます。 他主占有の場合、所有する... -
遺留分
被相続人は自分の財産について自由に処分することができ、遺言によって処分することができます。 例えば、遺産の全部をNPO法人に寄付するという遺言を残すことができます。 遺産の全部を寄付されてしまった場合、相続人は何も相続できないでしょうか。 も... -
こども六法の話
こども六法という書籍をご存じでしょうか?これには、いろいろな法律のことがすごく易しく、そして優しく書かれています。 民事の章では、民法の規定の箇所にこんなことが書かれています。 契約をするときには、実は法律よりも本人たちの意思が優先される... -
高額なコンサルティング契約
コンサルティングの内容によりますが、当事務所にご依頼のお客様の中には、およそ、契約にならないと思われる内容をご要望される方がいらっしゃいます。 提供するサービスと料金があまりに見合っていないと、クレジットカード会社から決済できないといわれ... -
株主に対する剰余金配当のルールと資本金の関係について
株主に対する剰余金を配当する場合の規制に300万ルールというものがあります。 その会社の純資産額が300万を下回っている場合剰余金の配当をすることができないとするものです(会社法458条)。 会社にはもともと債権者の保護という考え方があります。会社...