経済が滞ってしまうとあらゆる出来事に弊害が出ます。お金か情かといった択一式の問題ではなく、お金の流通があることで人間が提供しているサービスが受けられる。サービスが受けられるから自分も人にサービスが出来るということが経済の基本です。
安く手に入るのは大変喜ばしいことですが、今の経済の基本からすると目の前のサービスには出来るだけ高い値段を付けた方が経済は回るとも言えます
その結果自分も高い値段でサービスを提供すればよいからです。
みんながそれなりの料金設定で生活したら、今度は競争が起こります。競争の仕方は様々ですが中には値段を下げるという戦略を取る人もいます。逆に値段を下げずに質で勝負するという人もいます。その両方の戦略を取らないという人もいます。これが資本主義という考え方です。
どの状況であっても人は生きるために工夫をするのです。その工夫は何も自分が豊かになりたいということではなく経営者はどうすれば世の中のためになるのか、よりよいサービスを提供できるのか、そういう心構えで経済活動をしているのです。
終末期になったとしても、人は工夫をします。この状況でもより良いサービスを提供できる人はいます。この状況だからこそできると言ってもいいでしょう。そんな人間の力を信じたいと思います。
西本