SaaSとは何か?意味・具体例・現在の状況と今後の展望をわかりやすく解説
近年、「SaaS(サース)」という言葉を耳にする機会が増えています。
IT業界だけでなく、会計、営業、勤怠管理、予約管理など、私たちの身近な業務にも深く関わっています。
本記事では、
SaaSとは何か
どんなサービスがあるのか(具体例)
現在どうなっているのか
今後どうなっていくのか
を、専門知識がなくても理解できるように解説します。
SaaSとは何か?
SaaSとは
Software as a Service(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)
の略です。
簡単に言うと、
ソフトを「買う」のではなく、「インターネット経由で使う」仕組み
のことです。
従来は、
・パソコンにソフトをインストール
・CD-ROMやダウンロード購入
・定期的なアップデートが必要
といった形が一般的でした。
SaaSでは、
・ブラウザからログインするだけ
・インストール不要
・常に最新バージョン
という形でソフトを利用します。
従来型ソフトとSaaSの違い
| 項目 | 従来型ソフト | SaaS |
|---|---|---|
| 利用方法 | PCにインストール | ブラウザで利用 |
| 初期費用 | 高い | 低い/無料も多い |
| 更新 | 自分で対応 | 自動 |
| 利用場所 | 基本1台 | どこでも |
| 支払い | 買い切り | 月額・年額 |
SaaSは「所有」ではなく「利用」する考え方だと言えます。
SaaSの具体例(身近なサービス)
① ビジネスでよく使われるSaaS
- Google Workspace(Gmail、Googleドキュメントなど)
- Microsoft 365
- Chatwork / Slack(社内連絡ツール)
- Zoom(オンライン会議)
これらはすべて、ブラウザやアプリからログインして使うSaaSです。
② 業務管理・バックオフィス系
- freee / マネーフォワード(会計・経理)
- SmartHR(労務管理)
- KING OF TIME(勤怠管理)
- Salesforce(顧客管理)
中小企業や個人事業主でも導入しやすく、急速に普及しています。
③ 個人向けにも広がるSaaS
- Netflix / Spotify(定額制配信)
- Notion(メモ・タスク管理)
- Canva(デザイン作成)
これらも「月額で使うソフト」という意味でSaaSに含まれます。
SaaSが急速に広がった理由
① 初期コストが低い
高額なソフト購入が不要で、月額数千円から使えるため導入しやすい。
② テレワーク・クラウド化の進展
場所を選ばず使えるため、リモートワークと相性が良い。
③ 常に最新・安全
アップデートやセキュリティ対応を自分で行う必要がない。
現在のSaaS市場はどうなっている?
現在のSaaSは、
「導入していて当たり前」
という段階に入っています。
- 企業規模に関係なく利用が進行
- 業種特化型SaaSが増加
- 競争激化による価格低下・高機能化
特に日本では、
中小企業・士業・個人事業主向けSaaS
が急増しています。
SaaSの課題・注意点
便利な一方で、注意点もあります。
- 月額課金が積み重なる
- サービス終了リスク
- データを自社で完全に管理できない
- 使いこなせず形骸化するケース
「導入すれば解決」ではなく、
業務に合っているかの見極めが重要です。
今後SaaSはどうなっていくのか?
① AIとの融合が加速
AIを組み込んだSaaSが主流になり、
「操作する」より「任せる」方向へ進みます。
② 業種・業務特化がさらに進む
汎用型から、
「この業務専用」「この業界専用」
という細分化が進みます。
③ SaaSを選ぶ力が重要になる
数が増えすぎた結果、
「何を使わないか」
を判断する力が求められます。
まとめ|SaaSは“特別なIT”ではない
SaaSはもはや一部のIT企業だけのものではありません。
- 使っていることに気づいていないだけで
- すでに生活や仕事に深く入り込んでいる
今後は、
「SaaSを使うかどうか」ではなく
「どう選び、どう使うか」
が重要になっていくでしょう。
なお、
SaaSかどうかは「アプリを入れたか」ではなく、「ソフトの本体とデータがどこにあるか」で判断します。
NetflixやChatworkは、アプリを使っていても、処理とデータはクラウド上にあるため、典型的なSaaSです。
大野