2024年10月27日に投開票された衆議院議員総選挙。
結果としては自民党、公明党で衆議院議員の過半数を割るというものでした。
石破さんはやめるのでしょうか?今後の展開はどうなるのでしょう。
ここで憲法のお話。
まず、憲法70条
「内閣総理大臣が欠けたとき、又は衆議院議員総選挙の後に初めて国会の召集があった時は、内閣は、総辞職しなければならない。」
ということで、石破内閣はまず総辞職します。
そして、憲法67条1項
「内閣総理大臣、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する。この指名は、他のすべての案件に先だつて、これを行ふ」
ここで、各党が総裁や代表、党首に投票することになりますが、
衆議院の「指名」の内容について衆議院規則18条2項、3項を見てみましょう。
「投票の過半数を得た者を指名される者とし、その者について指名の議決があつたものとする。」
「投票の過半数を得た者がないときは、第八条第二項の規定を準用して指名される者を定め、その者について指名の議決があつたものとする。」
そして衆議院規則8条2項
「投票の過半数を得た者がないときは、投票の最多数を得た者二人について決選投票を行い、多数を得た者を当選人とする。但し、決選投票を行うべき二人及び当選人を定めるに当り得票数が同じときは、くじでこれを定める。」
どの党も衆議院で過半数を持っていませんから、おそらく石破さんと野田さんの決選投票となるでしょう。
その前に多数派工作をしていれば、決選投票の前に決まってしまう可能性もありますし、石破さんが決選投票で負ける可能性もあり、政権交代が起こる可能性があります。
今後の動きに要注目です。
大野