行政書士は主に役所に提出する書類を作成し申請することを仕事としています。

ということは役所の人と関わる機会が必然と多くなります。

役所の人と折衝したり、役所の人に相談しに行ったりするのです。

そこで、定型文が返ってくることがあります。

「前例がないからそれは無理です」「要件に具備していないので受け取れません」

役所も何でもかんでも書類を受け取ったり、審査を通そうすると業務が滞りますから、仕方がないですし、
国民、市民全員のために働くことが求められていますから、誰か一人だけを優遇するわけにもいきません。

こういった状況に遭遇した士業はどうすればよいのか?

ある行政書士さんが書いた記事を見ました。

そこでは、こういった状況に遭遇しても最後まで自分のお客様のために仕事をすることが求められる。と書いています。

「役所がいっているので、無理です」と態度を翻してはならない。とも書いていました。つまり最初は自分のお客様のために動いていたが、役所と折衝をしているうちに役所側についてはならないということです。

じゃあどうすればよいのか。

記事では、最後までお客様のために働く努力をする。
具体的には、前例を探す(全国の事例から探してみる)、法的根拠を示す等、があげられていました。

お客様のために最善を尽くす。
士業に限りませんが、誰のために動いているのか意識することはとても大切なことだと思います。
それが信頼につながり、自分の人生の幅を広げるきっかけになることもあります。

大野