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共同遺言の禁止(民法第975条)
遺言書を作成しようと考え、いろいろネットを検索される方がいらっしゃるかもしれません。 遺言書の種類、書き方、などなど解説しているサイトはたくさんあるかと思います。 もしかしたら、夫婦で遺言書について考えている方もいるかもしれません。 しかし... -
書面によらない贈与の撤回、解除(民法第550条)
贈与とは、民法第549条には以下のように規定されています。 「贈与は、当事者の一方が自己の財産を無償で相手方に与える意思を表示し、相手方が受諾をすることによって、その効力を生ずる」 Xさんが10万円をYさんにあげます、といって、Yさんがもらい... -
業務委託契約書と雇用契約書の違い
業務委託とはよく使われる契約形態のことですが、ある業務を委託する場合、これを委託される側の属性により、業務委託か、雇用かが分かれることになります。 よく勘違いされることですが、タイトルが業務委託だから、雇用だからということで分かれるわけで... -
小学校、中学校、高校、専門学校、大学での契約法講義を特定行政書士がわかりやすく行います。
中学校、高校では法律に関する授業をする機会はありますでしょうか?今はプログラミングの授業なんかもあると聞きます。 英語なんかも、外国人講師による会話重視型の講義となっているのではないでしょうか? そういった現代に合わせて我々行政書士という... -
宅建試験(契約不適合責任)の検討。お疲れさまでした
令和6年の宅建試験(問10)で以下のような問題が出されたそうです。 売買契約の目的物が品質に関して契約の内容に適合しない場合において、当該契約不適合が売主及び買主のいずれの責めにも帰することができない事由によるものであるとき、履行の追完請... -
不気味の谷
急激に発達し、耳にしない日はない「AI」という言葉。 AIで作られた人間の像というものも最近増えていますね。 どれがAIで作られたもので、どれが生身の人間なのか区別がつきにくくなってきていますから、もう少しすると全く分からなくなるのかもしれませ... -
答えてない
といわれることはあるでしょうか? 大抵の人は「昔はいわれたけど、今は言われないな。」とおっしゃると思います。 何か相手から質問をされたとき、試験を受けているとき、 本能寺の変、と答えるべきところを関ヶ原の戦い、とかいう正解があるのにその正解... -
働き方
高校、大学を卒業したら、一流企業に正社員で入って定年まで働く。公務員になって安定した働き方をしたい。 一般的に耳にしたセリフです。 それが、 正社員ではなく契約・派遣社員に終身雇用から成果主義に 働き方のバリュエーションが増えたことで、その... -
取消しの遡及効と取消原因
その契約取消します。という意思の表示が認められるとその契約をする前に遡って無効となります(民法第121条)。 すなわち、取消しは法律行為(契約など)に欠陥があった場合に、不利益を受ける者に一応は有効な行為を無効にすることができる権利という... -
復帰的物権変動と取消
どこかで聞いたことがある復帰的物権変動。 例えば、A(売主)とB(買主)が甲土地の売買契約を締結し、AがBの詐欺を理由に売買契約を取消した後、Bが自己に登記があることをいいことにCに甲土地を売った場合、問題を解決する際に出てくる言葉です。 この...