身分証明書とは、社会生活において、本人性を示すために用いられるものです。
運転免許証やパスポートなどが該当します。

身分証明書の提示を求められ、該当するものを提示すれば本人性が確認されたことになりますが、その保証をしているのは公的な機関である場合がほとんどだと思います。

「この方はOOさんです」と公的な機関が証明してくれているのです。

これを紛失したら大変です。個人情報の宝庫ですから。

近年では身分証明書としてマイナンバーカードも挙げられるようになりました。

しかしマイナンバーについては賛否が多く分かれています。

なかにはプライバシーの侵害という声もあります。

賛否はどちらにせよ、いたってプライバシーに関してはマイナンバーに限った話ではないかと思います。

マイナンバーが流出すれば一大事です。
ただ、マイナンバー以外にも公的な機関には様々な個人情報があるわけで、その流出の危険性は多くあります(万全の対策は取っていると思いますが)。

出生届から、個人を登録し、「その人が間違いなくOOさんです」と公的な機関が証明してくれるからこそ、利便性があるのも確かなのです。

その利便性を享受できるか否かが身分証明書ということではないでしょうか。

大野