取捨選択とは、 不必要なものを捨て、必要なものを選び取ることを意味します。

インターネット環境が発達したことにより、様々な情報を簡単に手に入れることができるようになりました。
昔は、新聞が情報を手に入れるためのツールでした。

「新聞を読め」と最近は聞かなくなったのは私だけでしょうか。
語彙力を高めるため、情報を手に入れるため、表現の仕方を学ぶために私が幼いころは、よく「新聞を読め」といわれたものです。

ただ、現在の新聞はあれだけの紙面があるにもかかわらず、求めている情報が載っていないことが多いように思います。
印象操作といわれているように社の都合のいいものしか取り扱わなくなっているようにも思えます。

これはインターネットで様々な方面からの情報が手に入れることができるようになったこと、私自身が大人になって情報に関して少なからず取捨選択できるようになったからなのでしょう。

表現の自由がありますから、公共の福祉に反しない限り自由に紙面を書くべきだとは思いますが、「第四の権力」といわれるように新聞などのマスメディアはチェック機能を果たすことが求められています。

国民に対しては、知る権利に対する最大の媒体でもあります。

社説などは社によって立場が異なりますので、ここは最大限自由に書くべきではありますが、その他は様々な意見・視点に立って書かれるべきだと思います。
どちらかに偏っていると、印象操作をしていると取られかねませんから。

新聞、SNS、様々な媒体によって情報が手に入れることができるようになった現代においては、情報の受け手も情報を取捨選択することが求められますね。
その力を身につけることが、自分の身を守ることになるでしょう。

大野