新型コロナウイルスの対応について、政府は右往左往しています。
後手後手の対応だ、と批判もなされています。

確かに、迅速に対応できていたのであれば、感染拡大を防止できていた可能性は高いです。
ただ、後手後手になるにも一定の理由があると考えます。

政府としての役割として最重要なのは国民を守り抜くことです。
いつの時代になったとしてもこの点は変わらないと思います。
国民を守れない政府は不要です。
国民を守るためには一定の制限を国民に課すこともあるでしょう。
今回は外出自粛です。

でも、どうでしょう、生活が豊かになり、個が重視される時代において叫ばれるのは「自由」「権利」です。
政府が制限を課そうものなら、袋叩きになりかねません。
緊急事態宣言を出すだけでも、賛成・反対が拮抗していました。
一定の指針を示すだけでも難しい時代になっているのです。

これが、対応が後手後手になる理由なのではないでしょうか。

すぐに緊急事態宣言を出し、外出自粛を要請したとしてもどれだけの人が要請にこたえていたでしょうか。
生活が保障されているのであれば要請にこたえていた人は多いでしょうが、日本は資本主義国家です。
生活・お金儲けについては個人の自由が前提となっています。
生活の保障まで国家が全面的に行うことは難しいのです(最低限の保障になります)。

批判は簡単です。
「対応が遅い」、「そんなことしても意味がない」ではなく、具体的に何をしてほしいのか、何をすべきかを国民が声をあげることが現在では大切なのです。
これにこたえられない政府であれば、存在価値はないですが、それを選んでしまった国民にも非があるのです。

なぜなら、総理大臣は行政府のトップではありますが、一国会議員でもあるからです。
すなわち、国民が選んだのです(国民が直接総理大臣を選ぶことにはなっていませんが、間接的に選んでいます)。
国民が選んだ者が行った行動は間接的にではありますが、国民の行動であるともいえるはずです。
民意という言葉があることから、選挙で選ばれた者は国民の意思を反映させなければなりませんから。

政府をチェックする方法は、選挙がない時には声をあげること、選挙のある時には投票に行けばいいのです。
それだけ、一票の価値は高いのです。

今回の政府の対応がまずいと思った方、及第点だと思う方、それぞれいると思いますが、次の選挙のときには、きちんと国民の意思を反映させるために投票に行きましょう。
それが、今回のような国家全体の問題が生じた際の政府の対応にも違いが出てくるはずです。
結果、国民が安心して暮らせる国家になると思います。

大野