今日は今上天皇のお誕生日です。
昨年、新たに天皇陛下が即位されたことで、本日が祝日となっています。
国民の祝日に関する法律(祝日法)において、天皇の誕生日を祝うと定められています。

平成の時代は、上皇陛下のお誕生日たる12月23日が祝日となっていましたが、令和の時代は2月23日が祝日となっています。

天皇誕生日ということで、天皇陛下と日本国憲法について少し記そうと思います。

1.天皇の地位(憲法1条)
 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。
 →日本において、象徴天皇制が採用されています。

2.天皇の権能(憲法4・7条)
 天皇は、この憲法の定める告示に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。
 →天皇は、国政に関する権能は一切有していません。
  すなわち、政治に天皇は関与することが許されません。
  天皇に行うことが認められているのは、憲法7条に規定されている政治と関係のない形式的・儀礼的な国事行為のみです。

3.天皇の責任(憲法3条)
 天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣がその責任を負ふ。
 →天皇に国事行為が認められていますが、その責任は内閣が負います。

現在の憲法になる前は、天皇が国家元首として政治を動かすこともありました。しかし、現憲法下では天皇は政治に関与することが許されていませんので、発言にも気を付けなければならないことになっています。
上皇陛下が天皇を退位する際のお言葉が議論になったのも、そのせいであります。

ざっくりですが、現在の天皇制は、象徴天皇であり、政治に関与することはできないということになります。

天皇誕生日ということで、少し天皇について知る機会になれば幸いです。

大野