講師「では今日は、民法の第2回目の授業をします」

生徒「よろしくお願いします」

講師「民法は契約と身分行為のルールというお話は前回しましたね?」

生徒「はい、契約に関するルールは喫茶店の例で教えてもらいました」

講師「そうです。ただ契約は行為能力がある人しかできないことになっています」

生徒「行為能力?」

講師「行為能力の定義は、単独で確定的に有効な法律行為をなしうる法律上の地位、資格といいます。」

生徒「難しいですね。どういう意味ですか?」

講師「行為能力とは要するに精神状態が正常で大人として成熟していることをいいます」

生徒「じゃ子供はだめということですか?」

講師「そうです。子供といっても未成年者は行為能力が制限されている人になります」

生徒「他にもいるんですか?」

講師「はい、民法上、この行為能力が制限されている人が未成年者を含め4種類います」

生徒「どんな人ですか?」

講師「未成年、成年被後見人、被保佐人、被補助人の4種類です」

生徒「未成年以外はわかりません」

講師「焦らなくてもいいですよ。この3種類の人は、痴呆症や事故で脳に障害がある方を想定しています、3種類の違いは順番に重度、中度、軽度と覚えておいてください」

生徒「なるほど」

講師「脳に障害のある人は判断能力が十分でないため、行為能力が制限されている、よってこのような人たちが契約をしたら保護する必要があるんです」

生徒「保護するというのはどうやって?」

講師「成年被後見人などには保護者が就きます。この保護者を法定代理人といいます。そして法定代理人は成年被後見人から順番に、成年後見人、保佐人、補助人と言います」

生徒「はい」

講師「このような法定代理人が本人に代わって契約するまたは本人がしてしまった契約を後から取り消すか認める(追認)かを決めることが出来るのです」

生徒「なるほど、これによって本人にとって本当に意味のある契約だけを残すのですね」

講師「そうですね」

生徒「よくわかりました」

講師「では今日はここまでにしましょう。次回は制限行為能力者の所を具体的に進めていきましょう」

生徒「ありがとうございました」

第3回目に続く