特に行政書士試験の記述式に言えることですが、どうでしょうか、予備校でも独学でも何か特定の問題集を購入してそれで記述式の対策をされている方は多いのではないでしょうか?

間違いではないのですが、ここで少し考えてみて欲しいことがあります。

例えば、行政書士試験の過去問を見てください。どの年の問題でもいいです。

答えを見ると、「なんだ、こんな条文知らないよ、知っていたら書けたのに」

こう思ったことはありませんか?

知らない、知っていたら書けたのに。

これって練習の問題だと思いますか?

練習していれば書けましたか?もっというと、全く練習していなくても、たまたまその知ってる条文の問題が出れば書けませんかね?

記述式の問題は民法はほぼ100%の確率で条文からの出題です。行政法も条文が出ますが、教科書に書いている「定義」から出ることもあります。行政法は年によっては教科書に書いていても欄外に書いていることが答えという事もありますのでそこは少し難しいですが、少なくとも条文、基本的な定義が答えという事になります。

と、いう事はですよ、たまたま知ってる条文の数が多ければどうなりますか?

たまたまかける確率は上がりますよね?これは実力ではなく、ここだけは理解して覚えている条文の数がものを言います。丸暗記では以前にもお話ししましたが、覚えているような気がする、錯覚するだけです。

そこでどうすると理解が伴う暗記が出来るかというと、択一の問題をある一定の範囲を決めて勉強します。その上でその範囲にある条文を抜き出して覚えていくという作業をします。この時、その条文が過去問で出ていると理解しやすいですが、出ていないと一体どこで使うのか、具体例すら教科書に載っていない、予備校ではマイナー条文として教えてくれないといったことが多々あります。そこで私の個別指導では、マイナー条文であっても過去問の傾向と40字に収まりそうな要件に関する条文であれば、具体例と適用場面をお教えし覚えていただくように指導しています。

実際に2019年度の民法ではマイナー条文が出ました。問題集に載っているものは少なかったと思います。

予備校だとCランクなどと教えられたようなものです。

ここにだけ力を入れていくと本末転倒ですが、対応できるようにしておくことが出来るならそこにあまりご自身の労力がかからないとしたら?それは対策しておくべきでしょう。

このように勉強することで、結局のところ使える知識が身に付きます。使える知識があると随分本番までの間も、また本番中も気持ちが楽になります。

是非参考にしてみてください。

西本